14歳の夏の午後、雲を見ていて詩が浮かぶ。この時から詩や童話を書き始める。たくさんの寄り道をして現在に至る。染織・パン作り・パーカッションなど興味の範囲が広く趣味とよべるものがない。よく変人扱いされるが実は極めて常識的でやることはかなり古風。えりさの名の由来はアンデルセンの「白鳥の王子」より。
建守麻奈さん 染色作家 2005年 文化女子大学 インテリアプロダクト専攻 卒業 2005年〜2007年 文化女子大学にてインテリアデザイン研究室 非常勤副手として勤務 2007年 相模女子短期大学にて助手として勤務
七宝作家・建守(たてがみ)香苗さん 染色作家・建守(たてがみ)麻奈さん
☆「七宝焼きについて」 『七宝焼きとは金属にガラス質の釉薬を高温で焼き付けたものです。その名前の由来は仏教の経典にある七つの宝物「金・銀・瑠璃・しゃこ ・瑪瑙・真珠・まいえ」であり、それに匹敵するほど美しいことからその名称が付けられました。 七宝焼はシルクロードを通って中国に渡来したと言われており、そうした七宝技術が、日本にも伝来したと考えられています 。日本でもかなり昔から、七宝の技法があり、奈良の古墳から 七宝金具が出土されています。』
E 「七宝はかなり古い時代に日本に入ってきてますね、日本という国に入ると、いろんな技法が研ぎ澄ま されて洗練されていく・・・」 K 「異文化が交わる、そして新しく生まれ変っていくのが面白いですね」 E 「日本に入った文化はもうどこにもいかないから、ゆっくりと醸されてゆく感じ。香苗さんの作品は私が 知っている日本の七宝というのと少し違うような気がする。 中近東からやってきた技術、シルクロードを 逆にたどってヨーロッパに向って帰っていくような・・・スペインやリトアニアにも作品を出品されてます よね。 それにしても香苗さんは複雑な手順を踏むものを選びましたよね、金属やら鉱物やら、 磨く為の炭、蜜蝋、全てを知らないとできないでしょう。」 K 「面倒くさいような手ががかかることが好きみたいで(笑)」 E 「麻奈さんも、いろんな工程をふまないとできない、染色をやっていますね、天然染料を使うのって 面白いでしょう?」 M 「化学染料を使うと、補色の関係がきつい・・天然染料同士は他の色となじみやすいです」 E 「七宝も染色も火や水、熱にあって変ってゆく面白さがありますよね、自分の力以外のものが入って」 K 「それが思うような結果にならないこともあるけど、意外なものになることもある」 M 「そうそう」 お二人の仕事をみていて、昔ながらの技法にじっくりかかわっていく根気よさを感じました。 E 「私は何をするにしても原点にかかわっていく方法をとるんだけど、物を作ることや手を使っていると 想像力が育つと思いません?」
☆ラオーニとの出会い、そして・・・
お二人は昨年、アマゾンの古い部族の長老で呪術師として名前の知られた、推定年齢90歳のラオーニという男性と知り会いました。ラオーニは薬草の知識が深く、人に触れただけで その人の体調をいいあてる能力を持った優れたリーダーです。彼は滞日中、麻奈さんをことのほか気に入って、いつも傍らにいさせて手を握って歩いていたとか。お二人は ラーオニと出会ったことで、今、世界、社会で起きている様々な問題、特に自然破壊、森林伐採の問題、家族のつながりなどを考えるようになったと言います。 日本でラオーニにかかわっている人達との交流ができ、知り合った人が大勢いるようです。そんな流れの中で、今年は千葉の鴨川まで田植えを手伝いに行ったとか。 K 「今日本の森が残っているのは、外国で採った木を持ってきたおかげもあります。自分の国だけよけれ ばいいというのはおかしい。そんなことを考えるようになりました。」 M 「最近、自宅でプランターで野菜作りを始めたんです。」 E 「そうするといろんなことがわかってくるでしょう。ものによっては出来の悪い年だったあるのよね。 いつも何でも手に入ると思ってはいけない」 二人 「採れないときはがまんして、あるものを分け合う」 K 「野菜を作ったり、農業を手伝ったり、自然と触れ合うことで、自分の作品も変っていくような気がしま す。」 E 「本当、手を使って何かを作ることは一番贅沢なんだと思う。リンドバーグ婦人が(海からの贈り物)と いう素晴らしい本を出してます。その中で、女性たちが 忙しさの中で失ってしまったものについて述べ てます。100年近く前に言っていることだけど、全然古くない。手を使って何かをするという時間、その の中で女性たちは、夢見ることを知っていた、と。野菜作りも始めたし、物作りもしているお二人の ギャラリー兼カフェが楽しみです。」 二人 「老若男女、生き物だったら何でも受け入れるお店を作りたいです」 E 「いいですね〜。そう、色で遊ぼうね、お互い。メビウスの輪みたいに、どっちが表か裏か、陰も光も ない、いろんな面が表現できたらいいですね。」 二人 「そうしたいです」
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